【熟睡できない】短時間でもスッキリ起きるためには睡眠サイクルを理解しよう!
どれだけ寝ても熟睡できずに疲れが取れない、こんなお悩みはありませんか?
または、仕事に家事や育児などで、寝る時間が遅く常に寝不足という方も多いのではないでしょうか。
今回の記事は、普段熟睡できていないあなたに、短時間でも『よく眠れた』と満足感を得ることができるよというお話です。
時間の長さよりも睡眠サイクルが重要
参照元:厚生労働省『就労者の睡眠時間の国際比較』
こちらは、就労者の平均睡眠時間を国ごとに算出したグラフです。
平均睡眠時間を他国と比べると、日本人は男女とも睡眠時間が短いことがお分かりいただけると思います。
日本人は真面目で勤勉な国民性ですから、寝る時間を削って仕事や家事に取り組んでいる方も多いのではないでしょうか。
ですが、眠る時間が取れないといっても、心配する必要はありません。
熟睡できるかどうかは、時間の長さより、睡眠サイクルが整っている事が重要なのです。
では睡眠サイクルとはどういうものなのでしょうか。
睡眠サイクルは、レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返すこと
レム睡眠とは?
レム睡眠は眠りが浅い状態のこと。
体は休んでいる反面、脳は記憶の整理をしています。
つまり、体を休める働きがあるのです。
余談ですが、『金縛り』も、このレム睡眠時に起きると言われており、原因は心霊現象ではなく、疲れやストレス等によってサイクルが乱れてしまっていると言われております。
ノンレム睡眠とは?
ノンレム睡眠とは、眠りが深い状態のこと。
脳の大部分が活動を休止しています。
つまり、脳を休ませる働きがあるのです。
ノンレム睡眠時は、脳や体を回復するホルモンを分泌しています。
ちなみに、レム睡眠とは違い体を動かせることができるため、寝返りをうちます。
熟睡できるかは最初の3時間が重要
こちらは、睡眠サイクルを表している周期グラフです。
時間ごとに線が下降、上昇していることがお分かりいただけると思います。
個人差はあることを前提で解説しますが、入眠から大体30分で最も深い眠りである“ノンレム睡眠”の状態に入ります。そこから徐々に浅い眠りである“レム睡眠”の状態へ移行し、また深い眠りに入ります。
入眠後の約3時間が最も重要です。
入眠後3時間が最も重要な理由は、深い眠りのノンレム睡眠ではストレスや精神的疲労を取り除き、また疲労回復や皮膚、細胞を修復するためのホルモンの分泌量が最も多いからです。
それにより、脳も体も十分に休まり、満足のいく眠りが得られます。
すなわち、熟睡できるということです。
また朝が近づくことにつれ、眠りがだんだん浅くなり、脳が目覚める準備をはじめます。
そしてこのレム睡眠のタイミングで起きられるとスッキリ目覚めることができます。
まとめ
今回は睡眠サイクルについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
人は、浅い眠りのレム睡眠。深い眠りのノンレム睡眠を繰り返すことで心と体を休めています。
睡眠サイクルを理解することで、時間の長さよりも、入眠からの3時間と起床のタイミングが最も重要であることがお分かりいただけたと思います。
また質を上げるためには睡眠環境を整えることも大切です。
下記リンクにて詳しく紹介しておりますので、ぜひ併せてお読みください。
[眠る前に○○することで]毎朝スッキリ起きるには睡眠の質を向上させよう
公開日:2017年3月10日 更新日:2020年2月12日
船戸川 宏行
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