ストレートネックには首の矯正枕が良い?オススメする枕の特長とは
こんなお悩みありませんか?
ストレートネックの方にとって、どんな枕を使えばいいかは大きな悩みのひとつではないでしょうか。
今回の記事では、ストレートネックにオススメな枕の特長を解説していきます。
ストレートネックは治るの?
現在では残念ながらストレートネックを完治する治療法が見つかっておらず、難しいと言われております。
しかしストレートネックの状態を軽減させることはできます。
自覚症状があるけど、まだ何も対策していないという方は、病院にて医師による診断やレントゲンを撮ることをおすすめします。
また、ストレートネックのセルフチェック法もお試しください。
ストレートネック矯正枕の注意点
近年は、ストレートネックに効果的な枕がたくさん出回っております。
ですが、矯正枕の使い方には注意が必要です。
上記はよくあるストレートネック用の矯正枕のイラストです。
これはあくまでも矯正具なので、使用時間は10分が限度です。
もちろん実際に効果があるので正しい時間を守っての使用でしたらおすすめします。
しかし、長時間の睡眠用としても使われているのが問題で、非常に危険なので注意する必要があります。
理由は2つあります。
ひとつめは、頚椎が圧迫されてしまうことです。
矯正枕によって頚椎のカーブを作り出すことで、気持ちよさを感じる方は多いかと思います。
しかし、長時間このような状態でいると、頚椎が圧迫され、血流障害を引き起こしてしまう危険があります。
そしてふたつめは、横向きで眠れないことです。
人は自然と仰向けから横向きへと寝返りをします。しかし矯正枕を使っている状況ではどうでしょうか。上記イラストのような矯正枕では横向きに適していないため、無理に横向きで眠ると寝違いを起こす危険性も高まります。
このように、長時間の使用は非常に危険です。
このように、長時間の使用は非常に危険なので、正しい時間を守って使用しましょう。
こんな枕はストレートネックには逆効果
(高さが)高すぎる
(高さが)高すぎると、後頭部が持ち上がりアゴが引いた状態になってしまいます。
イラストのように首が前傾し、首の後ろや肩、背中の筋肉が緊張することで固くなってしまいます。
これではストレートネックを悪化させる原因になってしまいます。
(高さが)低すぎる
(高さが)低すぎるとアゴが上がった状態になってしまいます。
イラストを見ると、矯正枕を使用しているようなラインに感じられます。
頚椎の圧迫はないものの、睡眠中ずっと首が反った状態では首周辺の筋肉が緊張し続けてしまいます。
ストレートネックにオススメな枕の特長
首までしっかり支える構造
ストレートネックには、後頭部だけでなく、首まで支えられる枕を選びましょう。
というのも、首が浮いた状態ではその体勢をキープしようと首に負担がかかっているからです。
首を支えることにより初めて首が休まるということです。
なので後頭部も首もしっかり支えられる構造の枕を選ぶと良いです。
頚椎と後頭部を乗せる部分の高低差がある
上記イラストの通り、仰向けになったときの首と後頭部には高低差があります。
例えば、フラット形状では首と後頭部の高低差を埋めることができないので、ストレートネックの場合望ましくありません。
後頭部は低めでありつつ、首の空間をしっかりと支えてくれる高さをもつ形状のものがオススメです。
またその高さは人それぞれですので自分にあった枕を見つけることが理想と言えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
スマートフォンの普及やデスクワーク人口の増加に伴い、ストレートネックになってしまう方も増えています。
そして、治療が確立されていない事も現状ではありますが、状態を緩和することは可能です。
だからこそ、今お使いの枕を見直してみてはいかがでしょうか。
ストレートネックには、高すぎや低すぎと言った、自信に合っていない枕を使うと、逆に状態を悪化させてしまう恐れもあります。
首をしっかり支え、そして頚椎と後頭部を乗せる部分に高低差がある枕を使うことをおすすめします。
公開日:2017年3月13日 更新日:2020年2月21日
船戸川 宏行
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